家事ハードル9割減——やめた・外注した・機械に任せた体験談

シンプルライフ思考

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家事を減らす工夫を探しているとき、「やめた家事リスト」的な記事はたくさん見つかるのに、「外注してどうだったか」「機械に任せて何が変わったか」を正直に書いたものがなかなかない。

私が家事のハードルを下げるために試してきたのは、大きく3種類。やめること・外注すること・機械に任せること。それぞれやってみた話を、失敗も含めて全部書く。

この記事でわかること:

  • 「やめる・外注する・機械に任せる」の3手段の実際の効果
  • それぞれの失敗体験と、向いていない人の特徴
  • 3種の手段を比べて「結局どれが一番ラクになったか」という私なりの結論
household chores simplify
Photo by Bernd Dittrich on Unsplash

家事を減らす工夫には「3種類」ある

「家事を減らしたい」と思って検索すると、「洗濯物をたたむのをやめました」「詰め替えをやめました」みたいな話がたくさん出てくる。それはそれでいいのだけど、全部「やめる」という手段の話で終わってしまっている。

家事の負担を減らす方法には、実は3つの種類がある。

  1. やめる(そもそもその家事をしない)
  2. 外注する(お金を払って人やサービスに任せる)
  3. 機械に任せる(家電が代わりにやってくれる)

どれが自分に向いているかは、家事の種類・費用感・性格によって変わる。私は全部試した。うまくいったものも、思った以上に効果がなかったものもある。結論から言うと、一番楽になったのは「やめた家事」だった。でも、なぜそうなったかを話すには、順番に説明する必要がある。

やめた家事:何をやめて、なぜやめられたのか

洗濯物をたたむのをやめた

一番最初に「やめて正解だった」と思ったのが、洗濯物をたたむことの廃止だ。

週に2〜3回、洗濯が終わるたびにソファに山積みになる衣類をたたんでいた。時間にして1回30分くらい。週トータルで60〜90分が洗濯物をたたむだけに消えていた。

やめ方は簡単で、ハンガーのまま収納に移すだけ。Tシャツも靴下もパンツも、乾いたらそのままクローゼットに突っ込む。靴下はたたまず洗濯ネットごとそのまま引き出しに入れてしまう。

最初は「これで本当にいいのか」という気持ちがあったのに、2週間もしたら慣れた。今は週30分の家事が5分くらいになっている。

たたまない収納に変えてから変わったことは、もうひとつある。「早く片付けなきゃ」という地味なプレッシャーがなくなった。洗濯物の山を見るたびに感じていた「あれをやらなきゃ」という感覚が消えたのが、意外と大きかった。

マットをなくした

トイレマット・バスマット・キッチンマット。全部なくした。

洗うのが面倒というのが理由の9割だ。マットがある場所は掃除のときに「どかして掃除→戻す」という工程が増える。なくせばそのまま拭くだけ。シンプルに楽になった。

「マットがないと寒い」「滑って危ない」という懸念はあったが、冬はスリッパで対応、バスルームは床に滑り止め素材のシールを貼ることで解決している。

「毎日料理」をやめた

週の3〜4日は料理しない日を作った。コンビニか冷凍食品か外食。

これは最初、「ちゃんとやらなきゃ」という罪悪感があって踏み切れなかった。でもある日、疲れ果てて帰ってきてコンビニで買ってきたものを食べたら、むしろ元気が戻った。その体験で「別に料理しなくていいじゃないか」と思えるようになった。

今の私の平日は、月水金は料理しない。火木は簡単なものを作る。週末に少し作り置きをする。これで十分回っている。

外注した家事:頼んでみてわかったこと

宅配クリーニングは「合う人」が決まっている

スーツやコートが増えてきたタイミングで、宅配クリーニングを使ってみた。2ヶ月、月2回くらいのペースで試した。

正直に言うと、私には向いていなかった。

集荷の予約をして、衣類を梱包して、返ってきた衣類を受け取って収納する。これらが「新しい家事」として増えた感覚があった。クリーニングに出す衣類が数枚しかなければコスパも悪い。1回あたり3,000〜5,000円かかることを考えると、使い所が限られる。

向いている人は、コートやスーツが多い人、クリーニング店に行く時間が取れない人、まとめて出す量がある人だと思う。一人暮らしで衣類の量が少ない私には、少々オーバースペックだった。

なお、料金は2026-04-12時点の調査に基づいており、サービスにより異なります。

ネットスーパーは当たりだった

これは今も使い続けている唯一の「外注」だ。

重い飲料・洗剤・米・野菜をまとめてネットで頼む。配送料は200〜500円程度かかるが(サービスによって異なる)、「考える・選ぶ・運ぶ」という買い物の手間をまとめてカットできた。

最初は注文ページで「何を買うか」を考えるのが面倒だった。それが解消されたのは、毎週買うものを「固定リスト」にしてからだ。野菜・牛乳・豆腐・卵・洗剤・ゴミ袋。このリストをほぼコピー&ペーストで注文するだけになってから、買い物の心理的ハードルが激減した。

ネットスーパーについてはイトーヨーカドーのネットスーパーなど複数のサービスが存在するので、自分の生活圏で使えるものを探してみてほしい。

grocery delivery home
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機械に任せた家事:買ってよかったものと後悔したもの

ロボット掃除機は「部屋が片付いている人向け」だった

これが一番の失敗談だ。

2万円台の安価なロボット掃除機を購入した。最初の1〜2週間は感動した。部屋を自動で掃除してくれる未来感があった。

でも3ヶ月後、気づいたら使わなくなっていた。

理由は単純で、「ロボット掃除機が動ける床」を作るために、先に床を片付ける必要があった。電源コード・バッグ・床置きの荷物をどかしてから起動する。それが億劫になった。

つまり、ロボット掃除機を動かすために掃除していた。本末転倒もいいところだ。

向いているのは、もともと床に物を置かない習慣がある人・定位置が決まっているきれいな部屋の人だと思う。私みたいに「ちょっとずぼら」な人間には難易度が高かった。

ロボット掃除機が気になっている人には、まず「今の床の状態を見てほしい」と伝えたい。床に物がなければ効果絶大だが、床がすっきりしていない状態では逆に手間が増える。

ロボット掃除機

食洗機はあり、だった

一方、食洗機は買って正解だった。

一人暮らしだと「食洗機は必要ない」と言われることが多い。食器が少ないし、手洗いの方が早いという理由だ。私も同じ理由でずっと買わなかった。

でも、「食器を洗う行為をなくす」という体験が、想像以上によかった。食後に「皿を洗わなければ」という義務感が消えた。食洗機に入れてスイッチを押すだけ。夜の気持ちが少しだけ軽くなった。

電気代・水道代もそれほど変わらない。むしろ食洗機の方が節水になる場合もある(パナソニックの食洗機節約シミュレーションによると、モデルによっては手洗いの約75Lに対して食洗機は約11Lと、水の使用量が大幅に少ない場合がある)。

卓上型の食洗機であれば賃貸でも置ける。

食洗機

3種の手段、結局どれが一番ラクになったか

私の体験での結論は「やめること」が一番コスパがよかった。

理由は3つ。

コストがかからない。 外注はお金がかかる。家電は初期費用がかかる。「やめる」は0円だ。

心理的ハードルが低い。 「外注する・機械を買う」にはある種の決断と準備が要る。「やめる」はただやめるだけだ。最初の数日の「これでいいのかな」という感覚さえ乗り越えれば、あとは何もしなくていい。

副作用が少ない。 ロボット掃除機のように「使うための準備が生まれる」という逆転現象が起きない。宅配クリーニングのように「管理の手間が増える」ことがない。やめた家事は、やめた後にタスクを生み出さない。

とはいえ、外注と機械が無意味だったかというとそうじゃなかった。ネットスーパーと食洗機は今も使い続けている。「全部やめるだけ」でもなくて、組み合わせて使うのが現実的だと思う。

私が3種の手段に求めていたもの

少し立ち止まって考えてみると、私が家事を減らしたかった理由は「時間の節約」より「気持ちの消耗を減らすこと」に近かった。

残業で疲れて帰ってきてから、皿を洗って、洗濯物をたたんで、買い物を思い出して頭の中でリストを作る。それぞれの時間は短くても、「やらなきゃいけないことがある」という圧力が積み重なっていた。

だから効果があったのは、その「気持ちの重さ」を取り除いてくれるものだった。洗濯物をたたまないのは10分の節約じゃなくて、「今日もたたんでない」という罪悪感からの解放だった。食洗機が良かったのは洗い物の時間短縮より「食後に義務がない」という感覚だった。

ネットスーパーが当たりだったのも同じ理由だ。「帰りにスーパーに寄らなきゃ」という頭の片隅の気がかりがなくなった。それだけで、仕事から帰る足が少し軽くなった。

一方でロボット掃除機と宅配クリーニングが合わなかったのも、結局「管理する何かが増えた」からだ。使うための準備・スケジュール管理・受け取りの段取り。節約されるはずの認知コストが逆に増えてしまった。

向いている人・向いていない人の分類

「やめる」が向いている人
– 「これは本当に必要なのか」と立ち止まれる人
– 最初の罪悪感を数週間我慢できる人(慣れれば消える)
– とにかくお金をかけたくない人

「外注」が向いている人
– 特定の家事に強いストレスを感じている人(例:クリーニング店に行くのが本当に苦痛)
– 月に一定の出費を許容できる人
– 管理や段取りが苦にならない人

「機械」が向いている人
– 部屋が整理されていて床にものを置かない人(ロボット掃除機の場合)
– 初期費用を出して長期的に楽になりたい人
– 機器のメンテナンスが苦でない人

私は自己分析すると「お金をかけたくない・管理が増えると嫌・部屋が多少散らかっている」という人間なので、「やめる」が一番向いていた。これは性格的な問題も大きいと思う。

simple living minimalist
Photo by Dan Counsell on Unsplash

まとめ:手段の「種類」を変えてみると突破口が見つかる

家事を減らす工夫を探していたとき、「やめる」しか選択肢が見えていなかった。でも外注と機械も試してみて、自分に合うものと合わないものが見えてきた。

全部うまくいったわけじゃないし、ロボット掃除機みたいな失敗もある。でも「どの手段が自分に向いているか」を探すプロセス自体が、家事との付き合い方を変えてくれた気がする。

今の私の家事の量は、2年前と比べると体感で9割くらい減っている。実際の時間より「気持ちが楽になった」感覚の方が大きい。家に帰ってきてため息をつく頻度が減った。それだけで十分だと思っている。

「やめる・外注する・機械に任せる」の3種類で考えてみると、意外と突破口が見つかるかもしれない。まずは一番ハードルが低い「やめること」から試してみるのがおすすめだ。どれかひとつうまくいったら、それが家事全体の見方を変えてくれる。


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