ミールキットって、最初の2週間が一番つらい。
「せっかく登録したんだから使わないと」という義務感が出てきて、仕事帰りにヘトヘトでも台所に立たないといけない気持ちになる。あの感覚が、続かない原因だったと今は思っている。
この記事では、ミールキット おすすめの使い方を「選ぶ」フェーズではなく、3ヶ月続けてわかった「継続するフェーズ」の実践を書く。飽き対策と、続かなかった原因、そして今やっていることを正直に。
この記事でわかること:
- ミールキットが続かない本当の理由(義務感の問題)
- お気に入り固定という発想がなぜ効くか
- 一時停止機能の使い倒し方

ミールキットが続かなかった最初の2週間
登録したのは去年の秋。
仕事が繁忙期に入って、毎日コンビニかデリバリーになっていた時期に、「せめて自炊っぽいことをしよう」と思って申し込んだ。週3品、2人前サイズのものを頼んでみた。
「使わないと損」という義務感が一番きつかった
最初の週は問題なかった。メニューが珍しくて、むしろ楽しかった。
問題は2週目。月曜日に帰宅したとき、まだ使っていない食材セットが冷蔵庫に2つ残っていた。賞味期限があと1日のものもあって、「やばい、今日絶対に作らないと」という気持ちになった。
ただ、その日は残業で22時半帰宅。
キッチンに立つ気力がなかった。とはいえ捨てるのも嫌で、結局23時から渋々調理した。おいしかったけど、「楽しい」はゼロだった。
使われないままだと腐るし、でも疲れているときに作るのはきつい。その板挟みが最初の2週間でずっと続いた。
2種類しか頼んでいないのに「飽きた」と感じた話
3週目になって、週2品に減らした。少し楽になったかと思ったら、今度は別の問題が出た。
同じ系統のメニューが続いたせいか、「また似たような料理だ」という感覚が来た。実際には違うメニューなんだけど、同じ会社の似たようなパッケージが並んでいると、視覚的に飽きるらしい。
2ヶ月使ってみて、合計8種類くらいのメニューを試したが、その時点でもう「次に何を頼もう」を考えること自体がストレスになっていた。
続けるために変えたこと – お気に入り固定という発想
転機は、「選ばなくていい」という状態を作ったこと。
具体的には、気に入ったメニューを2〜3種類だけ決めて、それをひたすらローテーションするようにした。毎回新しいものを試すのをやめた。
週2〜3種類だけに絞ったら管理が楽になった
今は、好きだと判断した料理2種類だけを毎週交互に頼んでいる。
メニューを選ぶという作業がなくなったので、注文の手間がほぼゼロになった。配達されたものをただ作ればいい状態。
「飽きないの?」と聞かれるかもしれないけど、飽きない。同じ会社員として毎週ほぼ同じランチを食べていても特に苦痛じゃないのと同じで、慣れた料理のほうが気楽に作れる。
ぶっちゃけ、「毎週いろんなメニューを楽しむ」という理想的な使い方は、私には合っていなかった。
「ローテーション」より「固定」が向いている人の特徴
- 料理に創造性を求めていない(食べればいい)
- 疲れているときほど「知らないレシピを初めて作る」のがしんどい
- 選ぶこと自体がストレスになるタイプ
該当する人が多いと思う。というか、こういったサービスを検討している人の半分くらいはこの系統じゃないかな、と勝手に思っている。
飽き対策は「やめていい日」を作ることだった
飽き対策、という言葉を最初に聞いたとき、メニューのバリエーションを増やすことだと思っていた。
違った。
飽きを防ぐ一番の方法は、「やめていい期間」を作ることだった。

一時停止機能を使い倒す
ほとんどのサービスには、一時停止(スキップ)機能がある。週単位・月単位でお届けを止められる。
最初はこれを使うことに罪悪感があった。せっかく登録したのに停止するのは、なんとなく負けた気がして。
ただ、1ヶ月試しに一時停止してみたら、その間に「義務感」がリセットされていた。再開したとき、久しぶりだから新鮮な気持ちで使えた。
今は、「使う気分じゃない」と思ったら迷わず2〜3週間スキップしている。再開後のほうが続く。停止を「失敗」とは思わなくなった。
コンビニ・外食を「逃げ」じゃなく「計画」にする
「コンビニと併用する」という言葉をよく見る。でも、それだけじゃ足りない気がしている。
重要なのは「コンビニに行く日をあらかじめ決めておく」こと。
私は今、月水金はキットか冷凍食品、火木はコンビニ可、土日は気分次第、という大まかなルールを持っている。コンビニがバックアップではなく、計画の一部になったことで、「今日もコンビニになってしまった」という罪悪感が消えた。
週2〜3回使えれば十分だと思っている。毎日使う必要はない。
3ヶ月続いて気づいた「ミールキットおすすめの使い方」
まとめると、私が3ヶ月続けられた理由はこの3つ。
- お気に入り2〜3種を固定して選ぶ手間をなくした
- 「やめていい日」と「一時停止していい時期」を決めた
- コンビニを計画に組み込んで罪悪感をなくした
のような品質重視系も、のような継続使いやすい系も、使い方の軸は同じだと思う。「全部自分でやらないといけない」という思い込みを手放すことが、続ける第一歩だった。
参考として、消費者庁によると日本では年間約472万トンの食品ロスが発生しているとされている(消費者庁 公式サイト参照)。ミールキットは必要分だけが届く設計なので食材ロスの観点でも理にかなっているが、使いこなせなければ逆に廃棄が増える。量を自分に合わせることが前提になる。
サービスの利用規約や休止手順はヨシケイ公式サイトなど各社の公式ページで確認するのが確実だ。一時停止・スキップ機能の詳細は会社によって異なる。また、農林水産省の食料・農業・農村白書でも、食の簡便化と食材キットの普及について言及されており、ミールキット市場は拡大傾向にある。

向いていない人もいる – 正直なところ
ミールキットが自分に合っているかどうか、使い始めて2ヶ月で判断したほうがいい。
向いていないと思うケース:
- 毎日22時以降に帰宅で料理自体をやりたくない日が週3日以上ある
- 冷蔵庫の食材を管理するのが苦手(賞味期限を気にするのがストレス)
- そもそも料理へのモチベーションが低く、外食やコンビニで十分と感じている
最後のケースは、冷凍食品かコンビニのほうが合っているかもしれない。
私自身、「ミールキット必須」という感覚はない。週によっては使わない週もある。それでも続いているのは、やめることへの心理的なハードルが下がったからだと思っている。
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