服が50着あっても、毎朝「着る服がない」と思っていた。
フルタイムで働いていると、朝の時間は本当にない。なのにクローゼットの前で5分間立ちつくして、「これでいいか、でもこれは先週も着たし」を繰り返す。その間に時間が消える。
服 減らす 基準 30代 女性で検索すると、「ミニマリストが200着→24着にした方法」みたいな記事がたくさん出てくる。わかるけど、そこまで削るつもりはないし、おしゃれになりたいわけでもない。ただ「毎朝5分間立ちつくすのをやめたい」だけだった。
この記事は、その目標を達成するまでの話だ。50着から20着にした基準と、やってみて感じたこと(ちょっと不便だった部分も含めて)を書く。
この記事でわかること:
- ずぼら30代が実際に使った「残す服」の判断基準3つ
- 50着→20着の実際の記録
- 20着になって気づいた「ちょっと困ったこと」

50着あっても「着る服がない」と思っていた理由
毎朝5分間クローゼットの前で立ちつくしていた私には、50着の服があった。
なぜ「着る服がない」と感じるのか、不思議だった。ある日、試しに「この1週間で実際に着た服」を数えてみた。7着だった。
残りの43着は何なのか。眺めてみると、3種類に分かれた。
- 「今の自分には似合わなくなったけど捨てにくい」もの
- 「洗濯が面倒で避けている」もの(手洗いマーク・ドライクリーニング指定)
- 「買ったときは良かったけど、着ると何か違う」もの
着ていない理由が、それぞれあった。「着ていない」=「不要」ではなく、「着ない理由」がある。その理由を見ると、「これは今の私の生活に合っていない」とわかる服ばかりだった。
服を減らす前に決めた「残す基準」3つ
基準1:この1週間で着たか
一番シンプルな基準。先週着た服は「使っている服」。着なかった服は「使っていない服」。
1年以内に着たかどうかという基準が一般的だが、それだと「去年の冬には着た」が成立してしまって仕分けが難しかった。1週間に絞ると、「先週着たかどうか」という事実だけで判断できる。
ただし、「今の季節に合わない服(夏に冬服を判断するケース等)」は除外した。季節外の服は、その季節になったときに1週間テストをやり直す。
基準2:今の自分に似合うか(3年前の自分ではなく)
これが一番難しかった。
「昔は似合った」「買ったときは良かった」「ちょっと痩せたら着る」。この3つは全部、今の自分に似合っていない服の言い訳だとわかった。
「今、この服を着て外に出られるか」という一点で判断した。「外に出られるが微妙な気持ちになる」も「似合っていない」に分類した。微妙な気持ちで着る服は、結局着なくなる。
基準3:管理が楽か(洗い方・干し方が面倒じゃないか)
「おしゃれかどうか」より「管理が楽かどうか」を優先した。
手洗いマーク・ドライクリーニング指定の服は、着ることへのハードルが自然に上がる。洗うのが面倒だから、「もったいない」で避けるようになる。結果、着ない服になる。
素材が洗濯機で洗えるか、干したときに形が崩れないか、アイロンが必要かどうか。これを確認して、「管理が面倒な服」は残す候補から外した。

なぜ「おしゃれ軸」ではなく「管理コスト軸」にしたか
服を減らす記事を読むと、「自分らしいスタイルを確立する」「ときめく服だけ残す」という視点が多い。気持ちはわかるけど、私が困っていたのはそこじゃなかった。
問題は「朝に迷う」と「管理に時間がかかる」という2点だ。これを解決するために服を減らすなら、基準は「おしゃれかどうか」ではなく「管理が楽かどうか」になる。
おしゃれな服でも管理が面倒なら、朝に着なくなる。管理が楽な服は、毎日着ても苦じゃない。結果的に「よく着る服」になる。回転率が上がると、「着る服がない感覚」が消える。
「おしゃれになる」ではなく「管理をやめる」が目的だったから、たどり着いた基準が「管理コスト軸」だった。
なお、衣類の管理ができない・続かないという悩みは私だけではないらしく、メルカリでは衣類の出品数がとにかく多い。「いつか着る」と思って手放せなかった服を、フリマアプリに出すと「誰かが使う」に変換できて、手放しやすくなる副次的なメリットもある。
実際にどう減らしたか:50着から20着への記録
最初に手をつけたのは「明らかに着てない」もの
「1週間で着たか」のテストで、明らかに落ちる服から片付けた。くたびれている・毛玉がある・サイズが合わない。これらは判断が速い。
最初の週末、2時間で15着が出た。
判断できない服は「30日ルール」で決めた
迷う服は、クローゼットの端に追いやって30日後に判断した。30日後に「あ、これがあった」と思ったら、30日間使わなかった証拠だ。
この方法で28着が出た。30日間、1着も取り出さなかった。
20着の内訳
最終的に残ったのはこのくらい。
- トップス:8着(カットソー・ニット・シャツ)
- ボトムス:5着(デニム2・スカート2・テーパードパンツ1)
- アウター:3着(コート・ジャケット・カーディガン)
- ワンピース:2着
- 勝負服(急な飲み会・フォーマル用):2着
全部、今の自分が着ている・着られる服だけ。
20着になってみて変わったこと
朝の時間が変わった。以前は5分間立ちつくしていたのが、1分以内で決まるようになった。選択肢が少ないと、迷う余地がない。
クリーニング代が消えた。手洗いや特殊洗いが必要な服を手放したので、全部洗濯機で洗える。
衣替えがなくなった。もともとクローゼットに全部入る量しかないので、季節の入れ替えが不要になった。
「20着で足りるか」という疑問への正直な答え
正直に言うと、一度だけ困った。
転職先で「スーツに近い服装で」と言われたとき、クローゼットを見て焦った。勝負服として取ってあったジャケット1着しかなかった。しばらく同じ格好で通ったが、1ヶ月後に1着追加した。今は21着になっている。
ぶっちゃけ、「20着」という数字に意味はない。「迷わない量」が人によって違うだけだ。私の場合、20〜25着くらいが「管理できて、且つ朝に迷わない」ゾーンだった。
足りないと思ったら1着足せばいい。それだけの話だった。
「全部一気に手放す」必要はないし、「ミニマリストを目指す」必要もない。朝に迷わない量、管理が楽な量。それがずぼらには「ちょうどいい量」だと思っている。
ちなみに、服を減らしたあとに地味に助かったのがクローゼットのハンガー管理だ。着数が少ないと、全部ハンガーに掛けられる。たたまなくていい。洗濯→乾燥→ハンガーのまま戻すだけになって、収納の手間がほぼゼロになった。この話はクローゼットをハンガーのみにした記事に詳しく書いているので、服を減らした後に興味があれば読んでほしい。
減らすことは目的じゃない。「毎朝5分間立ちつくすのをやめたい」という不満を解消するための手段だった。なんだかんだ、それは達成できたと思っている。
まとめ
服を減らす基準として使ったのは3つ。
- この1週間で着たか
- 今の自分に似合うか
- 管理(洗い方・干し方)が楽か
50着から20着への記録は、以上の基準に沿って「明らかに着てない」「30日ルールで決める」を繰り返しただけだ。
わりと地味な作業だったが、朝の5分間が消えたのは体感として大きかった。
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